用戶:Robinhou/編輯中2

{| class="wikitable" style="text-align:right;" |+經營狀況 ! !!經常利益!!純利益!!翌期繰越損失 |- !2006年度 |22億2,900万円||11億1,300万円||365億800万円 |- !2007年度 |24億5,300万円||13億3,300万円||351億7,400万円 |} 2000年度より7期連続黒字 == 歴史 == 北総鉄道は、その設立の経緯から千葉ニュータウンの建設と密接なつながりを持ち、歴史は千葉ニュータウン建設の歴史でもある。 千葉ニュータウンの建設は[[1966年]]に千葉県が構想を発表し、[[1969年]]に[[都市計画]]を決定した。[[1970年]]に小室地区から事業が着手されたものの、用地買収が計画通りに進まずスローダウン、その間に東京圏への人口集中が鈍化し、住宅確保の緊急性が薄れたこともあって、当初の計画から大幅な変更・縮小を余儀なくされている。これはそのまま北総鉄道の経営に影響を及ぼしている。そのような動きにより、既に[[不動産]]事業から撤退し、事業内容にそぐわない「開発」の名を都市基盤整備公団の撤退を機に社名より外し、「北総・公団線」と呼ばれた同線も「公団」を外して「北総線」とした。 * [[1972年]](昭和47年)[[5月10日]] '''北総開発鉄道'''設立。 * [[1979年]](昭和54年)[[3月9日]] 北総線(第I期)[[北初富駅]]~[[小室駅]]間開業(当初は[[新京成電鉄]][[松戸駅]]まで乗り入れ)。 * [[1982年]](昭和57年)[[5月]] [[成田国際空港|新東京国際空港]]アクセス鉄道として位置付け。 * [[1984年]](昭和59年)[[3月19日]] 住宅・都市整備公団千葉ニュータウン線小室駅~[[千葉ニュータウン中央駅]]間が開業し、運営を受託。 * [[1988年]](昭和63年)[[4月1日]] 住宅・都市整備公団千葉ニュータウン線の[[鉄道事業者|第2種鉄道事業者]]となる。同時に[[鉄道事業者|第一種鉄道事業]]区間を含めて「北総・公団線」と改称する。 <!-- 鉄道事業法附則第3条第6~10項により、1987年の同法施行後から免許種別決定まで1年間の移行期間が設けられていたため。参考:http://www.ne.jp/asahi/wc6y-nmk/komatetsu/kanjo/hensen/hen1988.htm --> * [[1991年]](平成3年)[[3月31日]] 北総・公団線(第II期)[[京成高砂駅]]~[[新鎌ヶ谷駅]]間(第1種鉄道事業)開業。 * [[1992年]](平成4年)[[7月8日]] 北初富駅~新鎌ケ谷駅間廃止(新京成電鉄新鎌ヶ谷駅の開業に伴う乗り入れ中止による)。 * [[1995年]](平成7年)4月1日 千葉ニュータウン中央駅~[[印西牧の原駅]]間(第2種鉄道事業)開業。 * [[2000年]](平成12年)[[7月22日]] 印西牧の原駅~[[印旛日本医大駅]]間(第2種鉄道事業)開業。[[印旛車両基地]]供用開始。 * 2000年(平成12年)[[10月14日]] [[パスネット]]対応カードとして、「ほくそうパッスルカード」発売・運用開始。 * [[2004年]](平成16年)[[7月1日]] 社名を'''北総鉄道'''に変更、同時に北総・公団線を「北総線」と改称。 * [[2007年]](平成19年)[[3月18日]] [[PASMO]]を導入。 * [[2010年]](平成22年)4月 北総線が[[成田新高速鉄道]]に接続し、成田空港までの直通運転が実現する予定。 == 路線 == 擁有32.3km之路線,其中有一部份為[[千葉新市鎮鐵道]]所擁有之設施,於該區間為第2種鐵道事業者。現在正進行往[[成田機場]]延伸之計畫(請參照[[京成成田新高速鐵道線]],預定[[2010年]]4月完成)。 * [[北總鐵道北總線|北總線]](第1種鐵道事業):京成高砂站~小室站 19.8km 12站 * 北總線(第2種鐵道事業、[[鐵道事業者|第3種鐵道事業者]]是千葉新市鎮鐵道):小室站~印旛日本醫大站 12.5km 3站 * 【廢止】北初富站~新鎌谷站 0.8km == 車両 == 2007年2月21日現在、8両編成7本(56両)が在籍するが、自社所有の車両は5本(40両)で、そのうち2本(16両)は京成電鉄からの[[リース]]車である。その他、千葉ニュータウン鉄道所有の8両編成5本(40両)も管理している。便宜上、同社所有車についてもここに記す。また、千葉ニュータウン鉄道所有車・京成電鉄からのリース車両を含む全ての現有車両が、[[京浜急行電鉄]]乗り入れ対策のため、先頭車を[[動力車|電動車]]としている。整備はともに京成電鉄で行われるが、当初9000形と9100形については新京成電鉄で整備されていた。 === 自社車両 === ==== 現有車両 ==== [[Image:Model 7500 & 7000 of Hokuso Railway.jpg|thumb|180px|right|7500形(左)と7000形]] [[Image:Hokuso Railway's Trains.jpg|thumb|180px|right|(左側から)7250形・9000形・7500形・9100形・7300形7308編成]] * [[北総鉄道7500形電車|7500形]]:自社所有車。車体構造やスペックは[[京成3000形電車 (2代)|京成3000形]]や[[新京成電鉄N800形電車|新京成N800形]]と同一設計である。2006年2月20日より営業運転を開始。 * [[北総開発鉄道7300形電車|7300形]]:元新京成乗り入れ対応車であった自社所有車2本(16両)および[[京成3700形電車|京成3700形]]のリース車両1本(8両)。 * [[北総開発鉄道7250形電車|7250形]](7268編成):[[京成3200形電車|京成3300形]]のリース車両。 ==== 過去の車両 ==== * [[新京成電鉄800形電車|800形]]:新京成800形のリース車両。塗装は変更されなかったが、返却後に車体の[[鉄道の車両番号|車両番号]]表記がプレート式へ変更された。またII期線や新京成線以外の他社線への入線は行っていない。 * [[京成3150形電車|7050形]]:[[京成3150形電車|京成3150形]]のリース車両。このうち7064Fと7068Fの4連2本は前面帯が標準のものより薄い色だった。 * [[北総開発鉄道7250形電車|7250形]](7258編成):[[京成3200形電車|京成3200形]]のリース車両。2005年度に[[廃車 (鉄道)|廃車]]回送された。 * [[京急1000形電車 (初代)|7150形]]:[[京急1000形電車 (初代)|京急1000形]]を譲り受けて運用した。このうち4両は晩年にカラードア試験を実施した。ただし、[[列車無線|SR無線]]を装備しなかったので、7000形や7300形と違って新京成には入線できなかった。 * [[北総開発鉄道7000形電車|7000形]]:自社所有車。元新京成乗り入れ対応車。前面がゲンコツ形のためゲンコツ電車と呼ばれる。7500形への置き換えで2007年3月25日の[[さよなら運転]]を最後に運転を終了し、全車が廃車された。 <br style="clear:both" /> === 千葉ニュータウン鉄道所有車 === [[Image:Chiba Newtown Railway's Trains.jpg|thumb|right|180px|9100形(左)と9000形]] * [[住宅・都市整備公団9100形電車|9100形]]:愛称はC-flyer(シー・フライヤー)。斬新なデザインに加えて車端部クロスシートを装備するが、スペック的には7300形と同じである。 * [[住宅・都市整備公団9000形電車|9000形]]:当初は2000形と名乗っていたが、京急線への乗り入れに際して京急にも[[京急2000形電車|2000形]]があるため、地下鉄1号線乗り入れ協定に準拠して改番された。 === 乗り入れ車両 === * [[東京都交通局]]([[都営地下鉄]]) ** [[東京都交通局5300形電車|5300形]] * [[京浜急行電鉄]] ** [[京急1000形電車 (2代)|新1000形]] ** [[京急600形電車 (3代)|600形]] ** [[京急1500形電車|1500形]] ** [[京急1000形電車 (初代)|1000形]] * [[京成電鉄]](2006年12月10日のダイヤ改正により平日夕方に京成車両1本運用) ** [[京成3400形電車|3400形]] ** [[京成3500形電車|3500形]](更新車のみ) ** [[京成3700形電車|3700形]] ** [[京成3000形電車 (2代)|3000形]](3001編成のみ) ** [[京成3600形電車|3600形]] ** [[京成3000形電車|3000形]] ==== 過去の乗り入れ車両 ==== * 東京都交通局(都営地下鉄) ** [[東京都交通局5000形電車 (鉄道)|5000形]] ** [[東京都交通局5000形電車 (鉄道)|5200形]]:開業から一時期のみの運用だったが、2006年11月3日のさよなら運転で久々に西馬込~千葉ニュータウン中央間を1往復した。 1991年の第II期線開通当初は京成車両の北総線への乗り入れが行われていたこともあったが(当時京成車で千葉ニュータウン中央行の場合、行先表示の「ニュータウン」を大きく表示して千葉中央行と区別していた)、北総線列車が[[羽田空港駅|羽田空港]]方面にシフトしたことや、親会社である京成電鉄からの経営支援策(京成線内における北総車の車両使用料を金銭で支払うことによる北総鉄道の[[キャッシュ・フロー]]の改善)の側面などから、2000年から2006年12月までは行っていなかった。 また、京成電鉄から一時的に3400形が帯色を変更せずに貸し出されたことがあるほか、1回のみであるが3000形(6両編成)が直通したことがある。 == 運賃 == 北総線全線共通・大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)(2007年2月現在) {| class="wikitable" style="text-align:center;" |- !距離||運賃(円) |- |~3km||200 |- |~5km||300 |- |~7km||370 |- |~9km||440 |- |~11km||500 |- |~14km||570 |- |~17km||630 |- |~20km||680 |- |~23km||730 |- |~26km||760 |- |~29km||790 |- |29.1km~||820 |} === 乗り継ぎ割引 === * [[新柴又駅]]と[[京成高砂駅]]経由で[[京成本線]]([[お花茶屋駅]]~[[江戸川駅]])・[[京成押上線|押上線]]([[京成立石駅]])・[[京成金町線|金町線]](全線)との間で利用する場合は、各社大人運賃で10円(合計20円)の割引。 * 北総線内各駅と京成線経由で[[都営地下鉄|都営線]]各駅との間で利用する場合は、各社大人運賃で10円(合計30円)の割引。ただし北総線が[[大町駅 (千葉県)|大町駅]]~[[印旛日本医大駅]]間の各駅発着である場合は、北総線は20円・他社局は10円(合計40円)の割引(北総線内各駅と京成・都営線を経由して[[東京地下鉄|東京メトロ]]線各駅との間で利用する場合も割引となる)。 * 北総線内各駅と京成・都営・[[京浜急行電鉄|京急線]]経由で[[羽田空港駅]]との間で利用する場合は、大人運賃で北総・京成10円、都営・京急30円(合計80円)の割引。ただし、北総線が大町駅~印旛日本医大駅間の各駅発着である場合は、北総線は20円(合計90円)の割引。 == 運賃体系 == === 背景 === 北総鉄道は首都圏内で一番運賃の高い路線としても有名である。建設コストがあまりにも高くついたことと、千葉ニュータウン事業計画の大幅な遅れによる利用の少なさから全体的に運賃体系が比較的高額に設定されている([[北総鉄道#運賃|こちら]]を参照)。このため利用者の負担が大きく、特に駅間距離の長い印旛地区区間での利用にあたってはそれが顕著に表れる。 少し離れた所を走る[[東葉高速鉄道]]も上記に似た運賃設定であるが、[[直通運転|相互直通]]している[[東京地下鉄]](東京メトロ)[[東京地下鉄東西線|東西線]]が低運賃に設定されているのに対し、北総鉄道は[[京成高砂駅|高砂]]から京成電鉄、さらに[[押上駅|押上]]からは[[都営地下鉄浅草線|都営浅草線]]、[[泉岳寺駅|泉岳寺]]からは京浜急行電鉄と事業者が連続しているため、都心に出るにはさらに運賃が高くなる。このことから、通勤で交通費([[定期乗車券|定期券]])が支給される場合を除いては沿線住民でも利用しにくい問題となっている。沿線人口が計画より伸びなかったうえに、それを補うための高運賃の設定はさらに利用客の逸走をもたらしている状況であり、さらにそれがニュータウン事業の低調に繋がるという悪循環をもたらしているとの見方もある。開業時は開業後10年での達成を想定していた利用者累計5億人突破は、予定より18年遅れの2007年2月末にようやく達成された。 === 定期券割引 === 北総鉄道の定期券の割引率は他社に比べ低く、通勤定期の割引率は30%しかない。そのため、月に21往復しないと元が取れない。都営線との乗り継ぎの3社線割引で京成・北総線分は5%引きとなるが、それでも割引率は33.5%にしかならない。6ヶ月定期でかろうじて、月に18往復で元が取れる40.15%となり、定期券購入の意味が生じるといった状態である。なお、各種の割引を受けられる乗車券などが発売されている。 === 地元住民への影響 === 東京へ行く場合は北総線を使わず、[[新京成電鉄新京成線|新京成線]]・[[東武野田線|東武鉄道野田線]]の[[新鎌ヶ谷駅]]やJR[[武蔵野線]]の[[東松戸駅]]まで自家用車で出送りする地元住民もいる。また、北総線の定期乗車券を持っている人には「'''財布よりも、北総線の定期はなくすな'''」とよく言われる。定期券が高額であることの揶揄ともいえる。 北総線内にある駅の定期券売り場では、[[京成電鉄]]が発行するクレジットカードの[http://www.keisei.co.jp/keisei/keiseicard/ 京成カード]でも定期券の購入が可能である(京成カード以外のクレジットカードでは購入できない)。ただし、定期券があまりにも高額なため、定期券売り場には「京成カードで定期券を購入される場合は、カードのご利用可能枠をご確認下さい」旨の掲示がある(印旛日本医大→品川への6ヶ月通勤定期の価格は28万9780円)。 ちなみに、[[PASMO]]定期券で北総線の定期券を発行した場合、万一紛失しても再発行が可能である。 === 国会での審議 === [[1999年]](平成11年)から[[2000年]](平成12年)にかけて北総線の運賃問題について国会で審議された。当時の[[運輸省]]は、「これ以上の値上げは長期間しない」「仮に値上げの申請があっても十分慎重に対応したい」との答弁をした。 === 今後について === [[2010年]](平成22年)4月の[[成田新高速鉄道]]開業により、利用者の大幅な増加などで、[[北総鉄道]]の収入拡大・負債減少に至った場合、将来、運賃が減額される可能性もある。 ==== ほくほく線との比較 ==== これに関しては[[北越急行ほくほく線]]との比較が有効である。ほくほく線の場合、地元の人々の利用による収入は少ないものの、ほくほく線を通る特急[[はくたか (列車)|はくたか]]の利用者が多く、しかもはくたかの利用者はほとんどがほくほく線全線を利用し、運賃に加えて特急料金を支払ってくれるため、経営に対する寄与が非常に大きい。これによりほくほく線は地方鉄道としては低廉な運賃体系を維持している。 成田新高速鉄道開業後は京成線・北総線経由で成田空港へ向かうスカイライナー・特急列車が設定されることが決定しているが、これはほくほく線における特急はくたかに相当する。これらの列車の利用者が順調に伸びれば北総鉄道にとっては大きな増収となるため、運賃の値下げや列車の増発といったサービス向上が期待されている。さらにはこれまで運賃の高さから北総線の利用を敬遠し、他鉄道を利用していた人々を北総線へ呼び込むことも期待できる。 == その他 == * 開業当初にいち早く[[自動精算機]]を設置していた。当時は[[日本国有鉄道]](国鉄、[[松戸駅]]は[[改札|改札口]]が分離されていなかった) や新京成などは自動改札に対応していなかっため、[[西白井駅]]で遠隔操作を行っていた。後の[[消費者金融]]の[[自動契約機]]や[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)の「[[もしもし券売機Kaeruくん]]」に近いものといえたが、トラブルが続出したため、数年([[千葉ニュータウン中央駅]]開業前)で撤去されたが、数年後に復活している。 * 車内に掲示されている路線図には、京成グループではない[[東京地下鉄半蔵門線|東京メトロ半蔵門線]]と[[東武野田線]]の駅が表示されている。 * 利益獲得の為、鉄道施設を[[テレビ]]や[[映画]]などに提供し、その使用料を得る営業が早くから行われている。首都圏にありながら、現在は運行本数が少ないことにより、長い撮影時間が確保できたり、地下駅などの多様な施設があることでさまざまな要望にこたえられる環境がある。なお具体的な作品については各駅の記事を参照。 <!--=== 幻のルート === 北総鉄道ではないが、千葉ニュータウンへのもう1つのルートとして、地下鉄10号線([[都営地下鉄新宿線|都営新宿線]])を[[本八幡駅]]から延伸し、鎌ケ谷市初富(新鎌ヶ谷駅の位置)に至り、小室まで並行して印旛松虫(印旛日本医大駅の仮称駅名)に至るルートがあった。こちらは千葉県が事業主体となって準備が進められていたが、小室から先の区間については1978年に宅地開発公団が免許を譲り受けて開業している。なお、本八幡~小室間(北千葉線)の千葉県営鉄道については現在は免許が失効しているため、延伸するとしたら第3セクター会社を設立しなければならない。--> == 関連項目 == * [[京成グループ]] * [[舞浜リゾートライン]] * [[京成成田新高速鉄道線]] * [[東松戸アルフレンテ]]